6月にもなると、保育士や友だちと過ごす生活に慣れてきましたね。いままでは環境に慣れず泣いてばかりだった子も、周囲を見る余裕ができてきました。周囲に関心が向くようになると、友だちの動きや持っているものが気になりトラブルも増えます。
2016年06月08日 更新
【1・2歳児】6月の製作保育を考えましょう
梅雨の時期は戸外に出る機会も減り、子どもたちはストレスがたまりがち。製作保育に変化を加えて、気分を変えていきましょうね。今回はタンポを使います。
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生活に慣れてきましたね
■保育士が連携してトラブル回避
製作保育の時間はどうしてもバタバタしてしまうので落ち着かず、子ども同士のトラブルもあちこちで起こります。材料を口に入れたり、振り回したり、立ち歩く…まだまだ赤ちゃん気分も抜けません。保育士が連携しながら、さまざまなトラブルに素早く対応できるようにしたいですね。
タンポ遊びをしてみよう
タンポを使った絵具遊びはいかがですか?道具を使った製作は大変ですが、1・2歳クラスの子どもたちは新鮮に感じ喜ぶことでしょう。傘のパーツも貼り付けて、梅雨ならではの作品を楽しんで製作しましょう。
■一度に何人指導できる?
落ち着きがないクラスであれば一対一で製作をしますが、落ち着きが出ているクラスであれば5~6人対一で製作指導が可能です。道具を使った製作の場合、少なからず危険がともないます。保育経験が浅くて目が行き届くか心配であれば無理しないことです。子どもの安全が第一なので、自分が指導できる人数で指導していきましょう。
■身近な素材を使って
タンポの道具は割り箸やガーゼ・綿を使ったタンポが主流ですが、身近な素材で作れます。洗濯ばさみに綿をはさむだけでOK。なかには洗濯ばさみで遊んでしまう子がいるかもしれませんが、ダメ!と道具を取り上げると逆効果。「一緒にポンポンしようね」と優しく声をかけながら手を添えて、できたらしっかり誉めてあげましょう。製作が楽しい、と思うきっかけが生まれると集中力につながりますよ。
事例
1日目/雨を観る(絵本でも可)
2日目/雨を思い出す(ザーザー降ってたね。ポタポタ降ってたね。など)タンポを見せて、明日はこれを使って雨を描くよと伝える(道具に興味をもたせる)
3日目/タンポで雨を描く
4日目/傘(パーツやモチーフ)のプレゼントが届く。誰かが雨が降ってるから傘をくれたんだね。傘を昨日の絵に貼り付ける。
5日目/予備日
■解説
子どもと傘を作ってもいいのですが、今回はタンポ遊びをメインにしたいので傘のパーツは保育士が用意しました。乳児クラスは幼児クラスより製作に集中できる時間は短く、ダラダラ続けると飽きてしまいます。製作の目的を明確にして、内容はひとつにしぼって計画しましょう。
いかがでしたか?
道具を使った製作保育は、乳児クラスで行うと大変なイメージがあります。しかしタンポであれば準備も指導内容も簡単です。しかも子どもは大喜び!気軽に楽しめるので、ぜひチャレンジしてくださいね。
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