秋から冬にかけて、スーパーなどでリンゴをよく見かけるようになりました。コロンと丸くて、鼻を近づけると甘酸っぱいかおり。導入は難しく考える必要はありません。実際のリンゴを保育室に置いて、子どもと一緒に観て触ってかいでみましょう。五感で体験した後「みんなでリンゴの絵を作ろうと思うんだけど、どう?」と誘ってみましょう。「リンゴの絵は“描く”だよ!」なんて声も出てきますが、今回は絵を“作り”ます。
2018年11月14日 更新
【秋冬の保育製作】マスキングテープで作るリンゴ
秋冬の時期に、美味しいリンゴを描いていきませんか?とっても簡単なので、おすすめです。今回は製作活動中に起こる、子どもたちのトラブルについてもふれています。参考にしてくださいね。
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製作の進め方
まず、プリントにプリントアウトしたリンゴの実を切り取ります。少々いびつでも、個性が出て味が出ます。はじめる前に、ゆっくりでも大丈夫!と全体に声がけをしてあげてください。ハサミが苦手な子への、はげましになります。
リンゴの型を定規がわりにして、リンゴのかたちを描いていきましょう。
上手に描けたかな?鉛筆の線がが濃くても薄くても大丈夫。次の作業の目安にするだけです。気楽に取り組みましょう。
鉛筆描きしたリンゴを目安に、マスキングテープを貼っていきます。線から小指ほどはみ出るように貼っていくといいですよ。一色でもいいですし、数色、柄違いなど準備していくと、作品に個性が出ます。
マスキングテープは六人グループに対して6個準備していくと、それぞれの作業が止まらずに貸し借りも生まれます。少なすぎると「貸して」「待って!」と子ども同士が言い合いになり、多すぎると机上がぐちゃぐちゃとして製作活動が散漫な雰囲気になります。準備物は、保育士の配慮がためされます。適正な数をみきわめて、準備してあげたいですね。
貼り終えたら、先ほど切り抜いたリンゴの型を重ねて完成!型の方に糊をつけて貼るといいのですが、難しいので保育士が一人一人を手助けしてあげてくださいね。
製作活動で起こりがちなトラブルについて
■できた!やることなーい!
製作活動は工程が多いほど、子どもの作業時間に差が出ます。そんなときは、どうしていますか?まだ製作中の子どもがいるのに「先生!終わったー。ひま!」なんて言われて、焦りますよね。今回の場合は、終わった子に「ねぇ、この周りに絵を描くのはどう?」と提案してみます。「そうだね!やってみる!」早く作業を終える子どもは製作が得意ですから、ノリノリで作業をはじめます。これで、製作時間の開きが埋まりますね。または、保育環境用に、同じ作品を作ってもらうのも1つの案です。できた作品は壁面構成など、保育環境に利用できます。
■友だちを笑う子には毅然と!
製作や運動あそびをしていると、「ヘンなの」と友だちの上げ足をとる子どもがいます。特に何も考えずに言う子どももいますが、同調して笑う子どもたちがいるとますますエスカレートして“いじめ”に近い雰囲気が生まれます。そのような場面に出会ったら、保育士は毅然とした態度で接することが大切です。年中クラス以上であれば、他人の失敗を笑ったりバカにすることがどれだけ人を傷つけるか。話し合う機会をもつのもいいですね。
いかがでしたか?
今回のリンゴの製作はとても簡単なので、マスキングテープを色紙の貼り絵、クレヨンで塗り絵(クレヨンでしっかり塗り込む練習になります)など、アレンジしながら楽しんでくださいね!
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