食べ物がない日に見つけた「かぶ」を、お腹をすかせた友だちに渡していく動物たちのお話です。思いやりをもった動物たちの姿が子どもたちの心をゆさぶります。
2020年02月12日 更新
【保育絵本】子どもの優しい心を育てる絵本3選
保育で使える子どもの心を育てる絵本をご紹介します。保育園は子どもたちにとってはじめての社会生活。いろんな友だちや先生と出会うなかで必要な、優しさや思いやりを伝える心を育てる絵本を選びました。ぜひ保育に活用してくださいね!
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『しんせつなともだち』/福音館書店
いかがでしたか?
お腹がすいたうさぎが、かぶをふたつ見つけました。ひとつだけ食べて、もうひとつを同じようにお腹をすかせているろばに届けますが、ろばは留守でした。うさぎはろばの家にかぶをおいていきます。家に帰ってきたろばは、かぶにびっくりします。ちょうどさつまいもを手にいれたばかりだったろばは、かぶを今度は山羊に届けます。思いやりの心をのせたかぶが、動物たちのもとをめぐる「ぐるぐる話」
『ともだちってだれのこと?』/佼成出版社
ネズミがテンの家を訪ねると、「友達の家に行きます」と手紙がありました。「テンの友達って、ぼくじゃないのかも」とネズミは悩みます。モグラ? タヌキ? ウサギ? みんな、ネズミよりもすごい特技を持っています。考えれば考えるほど、どんどん不安だけがふくらんでいきます。「きっとみんなでぼくをのけ者にして、遊んでるんだ」と自信を無くしてしまったネズミ。けれども、そんなネズミの前に現れたのは……。相手が好きだからこそ、思いがすれちがうこともある、ほほえましい友情の話です。
「僕はあなたの友だちなのかな?」そう思ったとき、不安なきもちになるものです。特に子どもたちの社会では友だちの存在が大きく、ふくらむ不安に押しつぶされそうになることも。相手を思いやるなかに生まれるすれ違いを優しく描く、ネズミとテンの友情のお話です。
『どうぞのいす』/ひさかたチャイルド
うさぎさんが作った椅子をめぐって次々に繰りひろげられる取りかえっこ。「どうぞ」にこめられたやさしさが伝わってくるロングセラー絵本。
うさぎさんが作った「どうぞ」のいすをめぐる優しさいっぱいのお話です。「どうぞ」のいすの上に置いてあるものを少しいただいたらかわりに「どうぞ」と自分のものを返す。優しさと思いやりが感じられるお話です。株式会社大都からこの絵本のイスを実際に作れるキットが発売されているそうですよ。
保育で使える子どもの優しい心を育てる絵本をご紹介しました。いかがでしたか?優しさや思いやりを伝える心を育てる絵本は、繰り返し読み深めることでより深く子どもたちの心にとどくことでしょう。
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