子どもにとって「手指を使ったあそび」は発達にかかせません。乳児期から手指をしっかり動かす遊びを取り入れていると、手先の器用さにつながっていきます。手指を使った遊びは脳の発達にもつながると言われてるので、積極的に保育に取り入れていきたいですよね。

手指を使った遊びのなかでも、子どもたちの指先の発達を促す簡単な遊びは以下の通り。すでに保育園にで行っていることばかりですが、子どもたちの手先に大変役立つ遊びばかりなのです。

・ガラガラ（握る・振る）
・積み木遊び（握る・手先でつまむ）
・シール遊び（指先でつまむ）
・お絵かき（指先や手首でささえて動かす）
・おりがみ（指先でつまむ・なでる・こする・おさえる等）
・のり（指先を動かす・塗る）
・粘土（手のひらでこねる・にぎる・指先でつまむ等）
・はさみ（手指を使って動かす・支える）

保育園や家庭で簡単にできる手指を使った遊びはないかな？そんなときに役立ちそうな道具を使った遊びをご紹介します。すでに保育園にある道具で楽しめそうな定番な遊びを２つご紹介します。

コイン落としといっても、本物のコインを使う必要はありません。しっかりめの画用紙をコイン状に重ね切りをするとサクッとできますよ。もし手に入るのであれば牛乳ビンの紙蓋が子どもの手先にちょうどいいサイズです。保育園に使っていない貯金箱があれば、つまんで次々と入れてみましょう（

ふわふわなボールや布を出したり入れたりするのも楽しいですね。おもちゃ箱に眠っている出し入れしやすい柔らかいボールや布を活用します。タッパーの蓋に穴に子どもの握りこぶしより小さい大きさの穴をあけるともう完成！網状のボールに入れ込んだり通すなどしても面白そう！

手指を使った遊びのなかでもド定番と言われている「ひも通し」。穴の開いた玩具があればすぐに利用できますが、なければ厚紙にパンチで穴をあけてあげるだけでもいいですね。パンチの穴は小さいですが、2歳前後になれば保育士と一緒にひもを通して遊びことができます。ひもはわざわざ買わなくても、事務所にある書類をまとめる黒紐で十分。サイズがベストサイズなので、事務の先生にちょこっと分けてもらいましょう。

保育で使える手指を使った指遊びをまとめてご紹介しました。いかがでしたか？手先を器用に使えるようになるには、保育士の援助が不可欠。丁寧にひとり1人の子どもに働きかけてあげてくださいね。