保育園で身体測定は月に1回行われています。毎月の身体測定では身長・体重の測定が行われていて、測定結果は子どもの連絡帳に記載。家庭と子どもの成長の記録を共有することで成長の喜びをわかちあっていきます。
2020年10月23日 更新
【健康】いまさら聞けない!保育中に行う身体計測の役割と留意点
保育園では子どもの身体測定があります。定期的に行う身体測定ですが、保育園の身体測定には役割や気を付けるべきことがあるって知っていましたか?「学校で習ったはずだけど、なんだかあやふや」なかたはこの記事で確認しましょう。
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保育園の身体測定は何回ある?
身体測定を行うときに気を付けること
■身長測定
■体重測定
身体測定でわかること
まとめ
身体測定は子ども自身の体重や身長の変化で家庭の育児状況や、成長を阻害する病気がないかを知る手がかりになります。身体測定が終わったら、一人ひとりの成長の様子をチェックしていきましょう。
■身長と体重が増えていない
主任や園長に報告・相談が必要です。特に問題がなければいいですが、家庭に診療を進めるパターンもあります。何か月も身長や体重が増えていないとき、成長を助けるからだの仕組みに異常がある可能性や、家庭の育児状況に問題がある場合も考えられます。
■体重が増えていない(極端に減少している)
主任や園長に報告・相談が必要です。特に問題がなければいいですが、家庭に診療を進めるパターンもあります。家庭の食事は十分か?栄養が足りているか?病気をかかえていないか?など、子どもにとって不利益な状況が起こっているのではないかという保育士の気づきが必要です。
■体に大きな傷やアザができていないか
主任や園長に報告・相談が必要です。特に問題がなければいいですが、家庭への調査が入るパターンもあります。最近は服を着たまま身体測定を行う園も多いようですが、身体的虐待は服で隠れる場所や見えにくい体の部分で行われていることもあるそうです。気になる子がいれば、身体測定のタイミングで傷やアザがないか保育士がチェックしておくのもひとつの方法かもしれません。
最後に身体測定の時に気を付けることをおさらいしておきましょう!身体測定を行う器具はデジタル化されたものが多いですが、必ず事前に検査して目盛りなどのくるいを調整しておきましょう。
身長計測の場合、2歳未満の場合と2歳以上とでは計測方法が異なります。2歳未満の子どもには仰向けにして計るタイプの身長計を利用します。2歳以上の場合は立って計るタイプの普通の身長計を利用します。
乳児の場合は授乳直後の計測は避けます。幼児はあらかじめ排便・排尿をすませた状態で計測を行います。計測した値が通常の値と著しく異なる場合は再計測をして間違いがないか確認しましょう。
参考:厚生労働省の乳幼児身体発育調査の概要
身体計測の方法や留意点が参考になります
保育園の身体測定について、その役割と気を付けることをまとめました。いかがでしたか?毎月の身体測定が子どもたちにとってとても大切なものだということがわかりましたね!ぜひ日々の保育の参考にしてくださいね。
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