保育現場では子どもたちに「叱る」場面が毎日起こります。あなたはどんな場面で叱っていますか?「叱る」と確かに子どもは保育士の言うことを聞くようになるでしょうが、本当にいま「叱る」ことが必要でしたか?子どもに向けた感情は「怒り」ではなかったですか?
2021年04月26日 更新
【保育】子どもを否定しない叱り方を考えよう
保育園では子どもに叱らねばならない場面があります。そもそも「叱る」ってどういうこと?子どもを否定しない、上手な「叱る」方法や言葉がけは?保育士が日常に感じる悩みをこの記事で解説します。
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保育現場で考える「叱る」ということ
いかがでしたか?
「叱る」と「怒る」の違いを意識しよう
保育士として意識したいのは「叱る」と「怒る」の違い。「叱る」は過ちを冷静に諭していくこと。「怒る」は保育士の感情に任せて子どもを威圧してしまうこと。筆者の経験では子どもたちに感情的に怒ると、子どもたち同じ過ちを繰り返します。なぜかというと「先生怒って怖いな」という感情で心が支配されて「どうしていけなかったのか」が伝わっていないのかもしれません。
「怒る」のではなく「叱る」を意識すると保育士の思考は冷静になり、子ども自身を否定せず保育士の思いを伝えることができます。子どもに「叱る」意味が伝わらなければその時間は意味がありません。保育士が自身の感情を上手くコントロールして、「叱る」場面の声のトーンや表情などを工夫することが大切です。
「叱る」を意識すると冷静になれる
保育士は感情をコントロールすることも技のひとつ
「叱る」と「怒る」の話になると保育士の感情のコントロールの話になってきますす。幼児クラスになると叱っている最中にいいわけや反抗する言葉をいう子どもがいます。時に保育士の心を深く傷つけることもあるでしょう。筆者の場合、そんなときは「今日のご飯は何食べようかな」「休みは何しようかな」とか一瞬楽しいことを考えて「怒り」の感情を逃がしていました。ベテランの先生になるほど感情のコントロールがとても上手なので、コツを聞いてみるといいかもしれないですね!
今回の記事は「叱る」と「怒る」をテーマにお届けしました。いかがでしたか?保育士になりたての先生はどうしてもこの境目が難しく、苦悩しているかたも多いでしょう。子どもに伝えたいことをまっすぐ心にとどけるために、「叱る」作業は保育士である以上行わなければなりません。まずは「叱る」と「怒る」について理解しながらベテラン保育士のアドバイスも受け、保育士として子どもにしっかり向き合っていきたいですね!
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