年が明けて、４歳児クラスの学年も残り３カ月。もう少ししたら保育園の最年長クラスへ進級です。５歳児クラスに対してのあこがれが強い子どもたちですから、これからの３カ月はますます期待をふくらませていくことでしょう。

進級したころに比べると、集中力がついてきました。ある程度の長さの指示や物語であれば、静かに耳を傾けることができます。このころから進級を視野に入れ、意識して話を長くしたり絵本読みも少し長い話を選ぶなど、集中力を養っていきましょう。中には途中で飽きてしまったり、フラりとその場を離れる子どもの姿がありますが、保育士の言葉かけで再び集中するよう繰り返し伝えていきましょう。

足の裏を使って、ペンギンを描きましょう。足形を使うので、記念になりますね。足の裏へのスタンプの色付けは、保育士がしなければぐちゃぐちゃになってしまいます。同僚に補助をお願いして二人体制でやってみましょう。

まず、クラスを２グループに分けましょう。一日目に足形をとるグループと、背景などを描くグループに分けます。二日目は入れ換えて作業をします。同じ画用紙にペンギンと背景を書き込んでもいいですし、別でもかまいません。ペンギンはハサミで切って、背景に貼り込みます。

雑巾でぬぐうだけでは、絵の具がなかなか落ちません。お湯をはったタライを用意して、お湯につけた雑巾でふいていくといいでしょう。設備が新しい保育園であれば各保育室にシャワーがあるので、それを使うといいですね。

４歳児は、少し長い話や活動となると集中力の有無に差があります。発達の差を考えると、このようなグループ化して進める製作は保育士の負担がありますが、子どもたちはちょっとお兄さん、お姉さんになった気分で楽しんでくれますよ。失敗しても楽しければいい！という気持ちでトライしてみてくださいね。