その甘みで昔から愛されているおいも、薩摩芋。
昨今は品種改良がすすみ、ねっとりと甘みが強いさつまいもが人気です。

焼き芋、ふかし芋、炒め物、グラタン、スープ等々、様々な調理方法で楽しめる食材であるだけではなく、さつまいもには沢山の栄養が含まれており、最近ではその栄養価から健康食材として注目されています。

さつまいもといえば、『食物繊維』。

病気の予防にもつながるなんてスゴイ。

■β-カロテン
β-カロテンには強力な抗酸化作用があるため、身体の中で発生する活性酸素を消去し、紫外線の影響によって発生するシミやそばかすを抑制してくれます。また、β-カロテンは体内でビタミンAへと変換されるのですが、さつまいも1本で1日の必要量とされるビタミンAの1/3量をまかなうことができます。ちなみに黄色が濃いほど、β-カロテン含有量は多くなります。

■ビタミンC
さつまいもに含まれているビタミンCは、でんぷんに保護されていることから加熱しても壊れにくいのが特長です。意外にも、ビタミンC含有量はりんごの10倍以上にも。ビタミンCにも抗酸化作用があるため、肌の柔軟性やハリを保ったり美白へとつながります。

■ビタミンE
いも類の中ではビタミンEが多く含まれています。老化防止のビタミンと呼ばれ、体内の細胞の酸化を防ぎ、若々しい肌を保つ働きがあります。また、血液の循環を良くする作用によって肌の新陳代謝が促され、エイジングケア効果が期待できます。

■アントシアニン
さつまいもの皮の部分や、紫いもに含まれている紫色の色素成分アントシアニンが、肝障害を起こす活性酸素を抑制するとの研究結果をさつまいもの生産量が多い九州や沖縄の農研機構（農林水産省の管轄となる旧 九州農業試験場）が発表しました。なんでも、職員約60人が毎日紫いものジュースを飲んで調査したところ、肝機能の向上が見られたそうです。

■クロロゲン酸
さつまいもに含まれているクロロゲン酸という色素成分にも抗酸化作用があり、体内の活性酸素を取り除いてくれます。

美肌レシピbyスキンケア大学 より

これは、是非とも日々の食事に取り入れたい食材です♡

おすすめの食べ方はズバリ、スイートポテト！
繊維を残すため裏ごしはせずに、皮を厚めにむいてマッシュすると◎。

☆参考レシピ☆

火を使わない♡簡単スイートポテト　by km♡km

■材料（約8個〜9個分）

さつまいも...中3本
バター(マーガリン可)...20g
砂糖...大さじ3〜3半
牛乳...50ml
卵黄...少々


■つくりかた
[1] さつまいもを薄切りにし、耐熱容器に入れてレンジで柔らかくなるまでチンします。
[2] 柔らかくなったらマッシュします。
[3] そして温かいうちにバター、砂糖を入れ更にフォークで潰しながらなめらかになるまで混ぜます。
[4] 牛乳を少しずつ入れ更に混ぜます。
[5] まとまったら手のひらサイズに成型し、アルミカップの上にのせていきます。
そして卵黄を表面に塗ります。
[6] オーブントースターで軽く焼き目がつくまでチンします。
焦げやすいので頻繁に見ながら焼いてくださいね♡

他にもりんごと合わせたスイーツや大学芋など、おやつにももってこい。

お米と一緒に炊飯器に入れて炊けばさつまいもご飯に、
鶏肉と一緒に甘辛煮にすれば夕飯の立派な一品に☆

熱を加えてもビタミンが壊れない、というのが強み！
色々な食べ方で優秀食材をお楽しみください。