子供達との関わり方。何が大切?『人生脚本/その2』

2016年07月15日 更新

加藤彩可 加藤彩可

子供達との関わり方。何が大切?『人生脚本/その2』

第6回『人生脚本/その1』では人生の「開幕」から「閉幕」までのお話をさせて頂きました。

私たちの生き方、人生は小さい子供の頃の「親の育て方」の中で、どんな「ストローク」を与えられたのか、どんな「ディスカウント」を与えられたのかによって、ほぼ決まってしまいます。保育士さんは親ではありません。しかし、もしかしたら親より多くの時間を過ごしているので、子供たちへの影響は大きいかもしれません。



第7回『人生脚本/その2』では、生まれてから死ぬまで、脚本通りに生きたマリリン

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マリリン・モンローの人生脚本

マリリン・モンローがこの世に生まれてきた時、あまり歓迎されないで生まれてきたと言われています。

母親は精神病院の患者で、父親は誰だかわからない、そんな状態でこの世に生まれてきたのです。
ですからマリリン・モンローは子供の頃、親戚中をたらい回しにされ育てられたのです。

ある親戚の家にあずけられて育てられていくと、少しずつ慣れてその家の伯母さんを好きになります。そうすると色々な事情で次の親戚にあずけられます。最初は前の家と離れた淋しさを感じながらも、その家でもまた伯母さんが可愛がって育てていくと、少しずつ慣れて好きになっていきます。すると、また他の親戚にあずけられて育てられる。そんなことを子供の頃、何度も何度も繰り返していったのです。

そんな中からマリリン・モンローの【人生脚本】は、「私は人を好きななってはいけない」「人を愛してはいけない」「人を好きなると悲しい別れが待っている」そんなテーマを作りあげたと言われています。

ですからマリリン・モンローは成長して大人になっても、幸せな結婚はできませんでした。誰かと結婚してもある程度経つと別れてしまう。また違う人と結婚して幸せを感じ始めるようになると別れてしまう。そんなことを何度も繰り返していきました。
そして最後には、「自分は幸せになれない」そう人生に絶望して、いろいろな説がありますが、精神分析上では『自殺』をしたと言われています。

人生脚本を変える

子供を変えることはできません。しかし、親が変われば子供も変わります。子供は親の姿を見て育ちます。大切なことは、お父さんお母さん自身が、これからどのようなストロークを与えるかによって、子供の人生は変わるということです。

親の生き方で、子供の将来が決まると言っても過言ではありません。
まず、親の私達自身が自分自身や自分n生き方に気づくことが大切なことではないしょうか。自分が望むのであれば、生き方【人生脚本】を変えることができます。

人生の基本的態度

これから【心のポジション】について、もっと詳しくお話していきます。
子供の頃に、親の育て方で決まる【人生の位置づけ】【人生の基本的態度】要は自分が他人と関わる時の関係には、4つのポジションがあると言われています。

あなたはOK ⇔ 私はOKでない

これは1番多いポジションです。子供は大人に依存しなければ生きていけないわけですから、大人に劣等感を感じます。また大人は身長も高く力もあり、やることなすこと自分のほうが見劣りする存在だかです。
さらにしつけのうえで子供に「~してはダメ」「~しなさい」と否定的なストロークをもらって、「私はOKでない」「あなたはOK」というポジションを作りあげていきます。

兄弟で兄の方が何でもできてよく褒められる事も多いのです。しかしそんな中で育った弟は、「自分は褒めてもらえない」と思ってしまい、「あなたは何でも出来るからOK」「私はできないからOKでない」というポジションを作りあげてしまいます。

私はOK ⇔ あなたはOKでない

先ほどのマリリン・モンローはこのポジションです。これは最悪のポジションです。

例えば子供がイタズラをした時など、親がその子供を殴ったり、せっかんしたり、何度も押入れに閉じ込められたら、子供は「たしかにイタズラした自分も悪い。だけど何もそこまでしなくてもいいじゃないか」と感じて、自分も悪い「私はOKでない」しかし、そこまでする親も悪い「あなたはOKでない」というポジションを作り上げていきます。このポジションのまま大人なになると、自殺をしたり犯罪者になったりするケースが多くなります。

まとめ

ストロークやディスカウントのもらい方によっては、マリリン・モンローのように悲しい人生を歩んでしまうこともあります。

私達は大人ですから、何が良くて何が悪いかもわかります。
今迄の人生を振り返ることによって、自分に気づきを得ることによって、全部でなくてもマイナスの部分や必要でない部分、支障がある部分をチェンジすることができます。
そうすることで、大切な我が子の人生に、とても大切なストロークを存分に与えることができるようになるのです。

次回第8回『人生脚本/その3』では、さらに深いところでポジションのお話をしていきます。

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