お顔の毛穴の数はだいたい20万個あります。肌１ｃｍ×１ｃｍの中に20個もの毛穴があります。この毛穴の数は、お母さんのお腹のいる時にすでに決まっていると言われています。しかし、大きな影響としては、幼児の頃の生活環境も影響すると言われています。
冷暖房の効いた部屋で過ごした人は少なく、自然に近い状態で育った人は多いとも言われています。じゃあ毛穴が少ない方が良いんじゃないの？と思わないで下さい。

毛穴にはとても重要な役割があります。体温調節はもちろん、皮脂を分泌して私達のお肌をしっかりと保護してくれているのです。そして女性にとっても男性にとっても大事なフェロモンも出してくれます。さらに、キメの細かい肌では毛穴は小さく、キメが粗い肌では毛穴は大きく開いています。

・・・ということは、毛穴のお手入れ次第で綺麗な肌を保ち、フォロモンもちゃんと出してくれるってことなのですね。とっても重要な役目を果たしているのがわかっていただけたと思います。

先ほども言ったように、毛穴は体温調節をしてくれます。暑い時期には体温を下げようと、寒い時期には体温を維持しようとします。
ですから春から夏にかけて毛穴が目立ってしまうのです。

もちろん肌質もありますが、特に暑い時期は目立つので、気にしすぎて触りすぎないようにして下さい。

かの有名な美白肌で有名な美容家の先生が、夏には濡らして凍らせたハンカチを持ち歩くそうです。
暑いから汗が吹き出てしまう。毛穴が開いてしまう。それを防ぐ為に、凍らせたハンカチをお肌に当てて、ひんやりさせて毛穴を引き締める。さらに汗に含まれている塩分を、水分を含んだハンカチが吸い取ってくれるので、お肌の水分蒸発を防ぐからです。

塩をまぶした胡瓜は、水分が抜けていきますよね。それと同じことが、夏の私達のお肌ではおこっています。
ですから汗をかいたら乾いたハンカチで無く、濡れたティッシュやハンカチで押さえるようにして塩分を吸い取って下さい。ひんやりとしたハンカチで塩分も汗も抑えましょう。

毛穴が開く原因の第一位は、お手入れ不足です。他には様々な原因がありますが、ストレス。病気。間違ったお手入れ方法。不規則な生活習慣などがあります。

一番多い原因のお手入れ不足は、自宅にまで仕事を持ち帰っている、保育士さんにも多いかもしれません。忙しく自分自身に手をかけていられないから、ちゃちゃっと済ませてしまうという方が多いのでは無いでしょうか。
さらに、保育園でのお仕事は、外遊びや、子供達のお布団など、ホコリがすごく多い場所ですよね。そんなホコリがお顔にくっついて毛穴を詰まらせる原因になっているかもしれません。

また、保護者との関わりがストレスになってしまい、毛穴が開いてしまうこともあります。ストレスが溜まってしまい、タバコを吸う、お酒を呑むなど、生活習慣の乱れが影響する場合もあります。

またストレスの多い環境の中でいると、皮脂を分泌するホルモンに乱れが出てしまい、毛穴を開かせてしまいます。

毛穴の開きにはいくつかの種類があります。
・老化　→　涙型に少し垂れたように開いている。
・男性ホルモンの増加　→　大きく毛穴が開いている。
・汚れ　→　毛穴が黒い、または黄色く何かが詰まっている。
・乾燥　→　毛穴が流れたようになっている。斜めに線が入ったようになっている。
・ニキビ　→　ニキビ跡が開いたままになっている。

老化や乾燥の方は、保湿力の高い、アンチエイジング用スキンケアがおすすめ。
男性ホルモンの増加は更年期障害が原因になっている可能性もあるので、婦人科の受診をして治療をすれば良くなる可能性もあります。

汚れ、ニキビの方は、皮脂の過剰な分泌と水分不足、お手入れ不足が原因です。
キチンとした洗顔のあと、お化粧水をしっかり入れて、脂性肌用スキンケアをおすすめします。但し、ニキビには乾燥ニキビもあるので、自分の肌が何肌なのかわからない方は、美容のプロに相談して下さい。