スキンケアはどこのメーカーも、相乗効果を高めるようになっています。
ですので、シリーズで使うのが一番良いのですが、様々な理由でシリーズで使わないこともあるかと思います。
そういう場合は、ファンデーションとメイク落とし&洗顔は同じメーカーの物を使って下さい。
例えばA社のファンデーションが、B社のクレンジングで綺麗に落ちるかと言うと、正直わかりません。他社の成分はわからないからです。同じメーカーの物を使うのが、肌トラブルを起こしにくくすることにも繋がります。
2016年08月17日 更新
スキンケアとオプションケア
仕事に家庭にと忙しく働く保育士さんは、ゆっくり美容のプロに相談にも行けない人も多いのではないでしょうか?専属の美容のプロがいれば色々と教えてくれるけれど、そうで無い皆さんは、日頃何気なく使っているスキンケアの役割を知っていますか?
スキンケアにはそれぞれの役割があるのでそれを知っていて使うのと、知らないで使うのとでは大きな差が出て来ます。
また『相乗効果』と言ってシリーズで使う事で、1つ1つの効果を高めあう作用があります。
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洗う メイク落とし(クレンジング)と洗顔
【W洗顔】という言葉を聞いたことがあると思うのですが、希に洗顔を2回すると勘違いしている方もおられるので、少し説明をします。W洗顔とはメイク落とし(クレンジング)でメイクの汚れを浮き上がらせて取り除き、洗顔を泡立てて表面や毛穴の中の汚れを落とすことを言います。
《W洗顔の役割》は、肌の表面についた汚れや毛穴の中の汚れを落としてくれます。
肌の表面に残ってしまっている古い角質を落として、肌のキメを整える役割もあります。
例えば、畑を耕さずに、硬い土壌に苗を植えても芽は出て来ません。これと同じで化粧水や高い美容液を一生懸命塗っても、肌の表面を綺麗に整えていないと、効果は半減以下、もしかしたらそれ以下になってしまいます。
毎日夜にW洗顔することで、不要な汚れと角質を取り除くことが出来るからこそ、その後のスキンケアは効果を発揮できます。
美容界では『美肌は洗顔に始まり洗顔に終わる』と言います。その日の汚れはその日のうちに落とすことで、綺麗な肌が保てます。
またすすぎは、かなりヌルめのお湯で、最低でも20~30回、出来れば50回程すすいで下さい。洗顔料が肌に残らないようにするには、50回位すすぐのが良いです。お顔の中心だけでなく、すすぎ忘れが多いフェースラインもしっかりすすいで下さいね。
温度は40度以下で35度位のヌルめが良いです。冷たすぎると毛穴を引き締めてしまうので、汚れを取り除きにくくなります。また逆に熱すぎると、肌に必要な皮脂までも取ってしまいます。
最近よく「洗顔をしないと肌本来の機能が回復して・・・」と、謳っているところもありますが、日々メイクをするのだから、これはやめておいた方が良いと思います。
朝の洗顔をしない方は必ず不要な角質が溜まっていたり、毛穴の汚れが目立っています。夜寝ている時は皮脂が活発に出ているので、顔にホコリや皮脂がついたままになっています。そのままメイクして外へ出るのですから、綺麗な肌が保てるわけがありません。肌疾患の方以外は朝晩の洗顔をして下さいね。
よほど肌が弱い人には、朝の洗顔をすすぎだけにするか鼻だけ洗うことをオススメしますが、これはアトピー性皮膚炎や、肌疾患の方だけです。
敏感肌や疾患肌などの不健康肌の方のお手入れ方法は、「不健康肌と間違ったお手入れ」で書いていますので、参考にして下さい。
潤す 化粧水
【W洗顔】で肌を綺麗にしたら、たっぷり潤いを与えます。
《化粧水の役割》は、肌に水分や有効成分を入れ、phバランスを弱酸性にして、お肌を若々しく保ちます。様々なトラブルを防止する役割もあります。
綺麗な肌にはたっぷりの化粧水が必要なので、けちらずにたっぷり使いましょう。
化粧水で肌の表面の角質層に水分を充分に補うと、肌が引き締まり整えてくれます。
肌全体にムラなく行き渡らせる為にコットン2枚でするか、手でやって下さい。
コットンを使う場合で、やってしまいがちな間違いがあります。
コットンに含んだ化粧水がカスカスになるまで、パタパタと叩いて肌に入れようとしている方がいます。
これではせっかくお肌に入れた化粧水が、コットンに逆戻りしてしまいます。
コットンにまだ水分が残っている状態でやめましょう。コットンの化粧水がもったいないと思うなら踵につけて下さい。カサカサした踵がすっきり綺麗になりますよ。
マスクシートに含ませて貼り付ける時も同じです。貼ったままでいても良いのは長くても1分です。それ以上は肌の水分を、シートが取ってしまいますのでご注意を!!
私の個人的な意見ですが、今まで様々な方の肌を見て来て感じるのは、美容のプロで無い限り手の方が良いと思います。
それはコットンでつける時にパタパタとする刺激が強いからです。
プロは研修を受けて肌に負担のかからないパッティングをしますが、素人では無理です。だったら手でたっぷりと肌に入れて、両手で押さえて馴染ませる方が良いです。
守る 乳液・クリームなど
たっぷりの化粧水を肌に入れたら、蒸発を防ぎ角質を保護する為にも、乳液やクリームで蓋をします。
《乳液・クリームの役割》は、肌のモイスチュアバランス(水分・油分などのバランス)を整え、乾燥や刺激から肌を守ってくれます。また化粧崩れを防ぎ、肌を柔らかくしてしっとりした肌に保ちます。
乳液はクリームを肌に馴染ませる役目もしていますので、シリーズで乳液・クリームとある場合は、どちらかだけでなく、両方使うほうが効果は高くなります。
クリームの容器に指を入れて取っている方がおられますが、これはクリームの中にばい菌を入れているのと同じです。スパチュラというスプーンを使って取って下さい。取った後のスプーンはティッシュなどで綺麗にクリームを拭き取りましょう。
高める パック・美容液など
パックやマッサージなどの《スペシャルケアの役割》は、より理想的な肌へと導いて、肌の悩みを解消してくれます。またターンオーバー(肌の生まれ変わり)を整えてくれます。
美容液は肌に栄養を与えたり、回復させたりしてくれます。またトラブルに特化したパックや美容液は、そのトラブルを軽減するのに役に立ちます。
自身の肌の悩みに合った、スペシャルケア商品を使う事で、肌本来の美しさにしてくれる役割をします。
これといったトラブルが無い方でも、定期的にパックやマッサージをする事で、年齢と共に衰えてくるターンオーバーを助けてくれます。
面倒だという方は、肌を活性化する美容液がオススメです。スキンケアにプラスして使うだけでお肌を綺麗にしてくれます。後は定期的に、専属の美容カウンセラーや美容アドバイザーに、マッサージやパックをしてもらって下さい。
その他のケア(UV下地・サプリメントなど)
《UV下地クリームの役割》は、メイクのノリを良くしたり、肌を紫外線から守ってシミやシワなどの肌トラブルから守ってくれます。
紫外線吸収剤ではなく、散乱剤を使用している物をオススメします。
《サプリメントの役割》は、肌表面だけで無く、体の中からサポートするための物です。
スキンケアだけでは、やはり補いきれない部分もあるので、サプリメントを活用するのも良いですね。
スキンケアの相乗効果。
やらない方が良いオプションケア
長年美容業界でやってきて、たまに鼻がザラザラしている方がおられます。
これは無理な毛穴パックをした結果、肌の表面がざらついてしまっているのです。こうなると元には戻りません。べりべりと剥がすタイプの毛穴パックは毛穴から無理にコメドを取るので、取った後はぱっくりと毛穴が開いたままになってしまいます。
処理後にきちんとしたケアをしていれば、まだザラザラや毛穴が開いたままにはならないのですが、そこまでしている人はほぼいません。その結果鼻の皮膚がザラついたり、毛穴が開いたままになってしまったりするのです。
また角質も一緒に剥がしてしまうので、紫外線が当たってシミを増やしてしまうこともあります。毛穴の汚れが気になるなら、美容のプロに相談するか、剥がさないタイプのパックを使って下さい。
安心で手軽なオススメグッズがあります。「ウォーターピーリング」と言って、水の力で皮脂を取る美容器具です。
(画像はアクアフューチャースキンPro 【スクライバー製品】)
定価10,000円程で家庭用の美容器具が販売されています。これは顔にスプレーで水をかけて、超音波の振動で皮脂を飛ばすというものです。余分な角質も取れるのに、肌への負担はすごく少なくて便利です。
水と器具の充電だけで良いので、最初に器具を買うお金は要りますが、電気代だけなので安価で長く続けられます。
■最後に
スキンケアやオプションケアの役割と使い方を理解して頂けましたか?
スキンケアの役割と使い方を理解した上で、肌に合ったものを選ぶことがとても大切です。
今までは良かったのに、最近肌の調子が悪いなんてことになる前に、四季に合わせて年4回、少なくとも年に一度は美容のプロに見てもらって下さい。
また『お肌に影響を与える4つのリズム』も参考にして、トラブルを防ぎ、年齢に合った綺麗なお肌作りをして下さいね。
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