不健康肌と間違ったお手入れ

2016年09月08日 更新

加藤彩可 加藤彩可

不健康肌と間違ったお手入れ

日々園児や保護者との関わりで、ストレスが溜まりやすい仕事の保育士さん。

ストレスや不規則な生活、お手入れのやりすぎ、肌に合わないスキンケアを使うなどが原因で、知らない間に肌トラブルが進行してしまって、敏感肌や疾患肌になってしまうこともあります。

そんな「トラブル肌の特徴」と「トラブルの原因とお手入れ方法」を知っておくと、いざという時に役にたつので、知っておいて下さいね。

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敏感肌の特徴

1,普段は何でもないのに、時々調子をくずす。
季節の変わり目に肌が荒れる。
疲れたり寝不足のとき痒くなる。
生理のときにニキビができたり化粧水がしみる。

2,特定の詩文や多くの人に何でもないものがトラブルになる。
化粧水を変えるとヒリヒリしたり、赤くなる。

3,赤ら顔。

敏感肌のお手入れ方法

☆まずは健康なお肌に戻すことが大切です。

■洗顔は優しすぎる位優しくする。あまり酷い場合は、夜のみにする。
■収れん化粧水は使わない。
■乳液、クリームはたっぷりとつけて保護する。痛みのある時はクリームだけにする。
■パックやマッサージはしない。(健康な肌に戻るまではしない)

疾患肌の特徴

湿疹、かぶれ、皮膚炎などトラブルをおこしている肌。
アトピー性皮膚炎など。

疾患肌のお手入れ方法

基本的に、もうスキンケアやお手入れで解決はできません。皮膚科の受診をおすすめします。

しかし、酷い状態でない場合は、肌に合ったスキンケアで、出来るだけ刺激を控えお手入れします。

クレンジング・洗顔は出来るだけ優しくして、化粧水・乳液。クリームは手で押さえるようにしてつける。
出来ればメイクはしない方が良い。(刺激を少しでも減らす為)

スキンケアで痒みやカブレなどの症状が出たら、使用を中止して医師の指示に従って下さい。

症状が治まっている時は、肌質改善も含め、食生活や生活習慣、ストレス、洗剤など様々な要因が影響しているので、全て見直して、体質改善を行って下さい。

脂性肌と思ったら疾患肌だった

脂性肌と勘違いしやすい肌疾患があります。
それは脂漏性皮膚炎という常在菌の異常で炎症を起こしてしまう皮膚炎です。

脂漏性皮膚炎の症状

皮脂が出やすい部分(Tゾーン・口周り・耳の裏など)、特に小鼻のところに皮脂が沢山出る。皮脂分泌の多い方は、鼻にラードのような脂が沢山出てしまいます。
皮脂が出やすい部分が痒くなり、赤く炎症をおこしてしまう。

肌が赤く炎症を起こしてしまうことで、赤ら顔だと勘違いしている方も少なくありません。

頭皮は皮膚が硬くなったり、皮がむけたりするので、フケと勘違いすることもあります。

脂漏性皮膚炎のお手入れ方法

素人では判断が難しい疾患のひとつですので、肌に赤みや痒み、皮膚が硬くかさぶたが分厚くなったような症状などの場合は、皮膚科の受診をして下さい。

スキンケアの見直しは必要ですが、基本的にインナードライになっている方が多いです。インナードライとは、油っぽいのになぜかカサカサする。何となく肌の奥が乾燥しているような気がするなど本人が気づいている場合が多いです。
毎日朝晩のスキンケア以外にスプレータイプの化粧水を持ち歩き、日中スプレーして水分補給をしましょう。

そして多くの方は、脂性肌と勘違いして洗浄力の高い洗顔を使っています。これは逆効果になるので、肌に優しい洗顔料を使って優しく洗って下さい。

脂漏性皮膚炎の多くは、不規則な生活に加え、脂っこい食事やカロリーが高い食事をして、水分をあまりとっていない場合が多いので、バランスの良い食事をして、水分をとるように心がけましょう。
水分がお肌に行き渡るには10分後、体全体に行き渡るには20分後と言われますので、
一気に飲むのではなく、こまめに水分をとって下さい。

不健康肌は間違ったお手入れが原因?

長年美容業界で沢山の方のお肌を見て来て、トラブルを抱えておられる方に共通していることがあります。それは間違ったお手入れ方法です。

大抵の方は化粧品店で簡単な説明を受けて使用されています。
または全く説明も受けず、商品に入っていた使い方の説明文を読んでしています。

基本的にどのメーカーでも使い方はだいたい同じですが、肌質によっては使い方を変えないといけません。

例えば乾燥肌の方の洗顔をチェックすると、必ずと言って良い程、熱めのお湯で洗っています。またサッパリした感触が好きだからと、さっぱりタイプのスキンケアを使っていたり、強い洗浄力の洗顔を使っているなど、ほとんどが間違ったお手入れ方法を繰り返し、必要な肌の成分を取ってしまっています。

自分の肌が何肌なのかプロに見てもらう事と良いのですが、そんな時間も無いし、アドバイスもらったら化粧品を買わないといけなくなるしと思う方は、別記事『あなたは何肌?肌タイプ7種類診断!』を参考にして下さいね。

間違ったお手入れ方法のチェック

1,洗顔をした後は肌がつっぱる感じがする。
2,夏は化粧水だけで乳液はしない、もしくはしない時がある。
3,洗顔はシャワーを当てて流す。
4,泡が消えたらすすぐのをやめる。だいたい20回以下位流す。
5,毛穴や気になる部分、特に鼻はしっかり洗う。
6,ニキビや吹き出物はつい潰してしまう。
7,友達が良いと言っていたから買ってみたのを使っている。
8,何故かいつも同じところにニキビや吹き出物が出来る。
9,髪の毛の生え際やフェイスラインによくニキビや吹き出物が出来る。
10,何となく口の周りが黒く感じる。
11,洗顔をする時に肌に手が触れている感覚がある。
12,スキンケアをつける時に、しっかり入れたいので何度も伸ばす。

どうでしょうか?いくつ当てはまりましたか?

どれも当てはまってはいけないものです。

こうした間違ったお手入れを繰り返しているうちに、肌にかなりの負担をかけてしまい、敏感肌や疾患肌になってしまいます。

毎日朝晩スキンケアをつけるだけでも、相当な回数お肌を触っています。
美容のプロでも気を抜くと、ついつい力が入ってしまっていることがあります。

毎日のこうした積み重ねが、お肌にかなりの負担をかけてしまい、トラブルに発展してしまうことも少なくありません。

日々の洗顔、スキンケアは出来るだけ力を抜いてして下さい。
正しいスキンケアの使い方は、別記事で書かせて頂きますので、そちらを参考にして下さいね。

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