どうしてできるの?吹き出物・ニキビ編

2016年09月29日 更新

加藤彩可 加藤彩可

どうしてできるの?吹き出物・ニキビ編

保育園や幼稚園では、子供達が駆け回り、昼寝の布団が沢山あってホコリもいっぱい!さらには人と接っする仕事は、ストレスで体調不良なんてこともありますよね。そんな過酷な職場で働く保育士さんには、吹き出物の悩みを抱えている人も多いと思います。

吹き出物がどうして出来るのかを知って、悩みを解決しちゃいましょう。

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どうしてできるの?

ニキビのメカニズムは思春期も大人も同じで、毛穴の出口に皮脂や汚れが詰まり、皮脂を出にくくしてしまい、最近が繁殖して炎症を起こしてしまい膨れ上がります。酷い場合は中で膿んでしまうこともあります。

原因は思春期と大人ニキビで違う

思春期ニキビ

20歳前後まで。顔全体、特に額・鼻・頬に出来る。
原因は、過剰な皮脂分泌。脂性肌で皮脂の盛んな春から夏に悪化することが多い。角質(肌の表面にある細胞の層)が分厚くなり毛穴を塞いでいる。男性ホルモンの増加。

大人ニキビ

20歳以降。口・鼻の周囲、フェイスライン、顎や首に出来る。
原因は、ストレス、睡眠不足、不規則な生活、偏った食生活。栄養不足。ダイエット。誤った化粧品の使用。肌タイプや季節に関係なくできる。角質の機能低下。ホルモンの変化。便秘。乾燥。生理などの影響。胃腸障害。

ニキビは成長するって本当?

ニキビは毛穴を塞いでできてしまうので、放置するとどんどん悪化してしまい、成長して行きます。
第一期・・・皮脂の分泌過剰、角質増殖してしまい分厚くなってしまい、毛穴が塞がれてしまう。

第二期・・・毛穴が塞がれて出られなくなった皮脂が固まり、固くなり白ニキビになる。毛穴の出口付近では皮脂が酸化して黒くなり黒ニキビとなる。これらを「コメド」と言う。

第三期・・・毛包で細菌が繁殖してしまい、皮膚に炎症を起こす。赤ニキビ。

第四期・・・増殖した細菌が、真皮組織を破壊してしまい黄色い膿を出す。黄ニキビ。

傷跡・・・・組織が壊れてしまい凹むか、逆に血管の赤い固まりで膨らむ。クレーター。

ニキビの場所で病気がわかるって本当?

そうです!とは言えませんが、憶測することはできます。
足の裏に全身のツボがあると言われるのと同じようなもので、ニキビのできる場所で、ある程度の原因がわかります。

おでこ・・・・女性ホルモンの乱れ。毛髪の刺激。スタイリング剤などがついて出来る。洗顔料の洗い残し。シャンプー剤などの付着。

首・・・・・・女性ホルモンの乱れ。紫外線。香水の刺激。シャンプーやUVクリームなどの洗い残し。

頬・目の下・・女性ホルモンの乱れ。胃腸機能低下。便秘。肝機能低下。油物や菓子の過剰摂取。ストレス。

アゴ・・・・・女性ホルモンの乱れ。腸機能低下。便秘。貧血。冷え性。カルシウム不足。洗顔料などの洗い残し。

口の周り・・・ビタミン不足。胃腸機能低下。便秘。ストレス。冷え性。肝機能低下。

5箇所中4箇所に『女性ホルモンの乱れ』が入っています。また胃腸や肝機能の低下も大きく影響しています。

ニキビは脂性肌だからできる?

正解は「いいえ」です。大人ニキビの場合は、乾燥からできることもあるのです。
これは、角質が肥厚化してしまうことで起こります。角質は本来正常なお肌では、垢となって剥がれ落ちて行き、一定の厚さを保っています。しかしターンオーバー(お肌の生まれ変わり)が正常で無いと、お肌の表面に角質がどんどん溜まって行きます。そうなると一生懸命スキンケアをしていても、お肌の中には届かず、分厚くなった角質が吸い取ってしまうのです。

例えて言うなら、ダンボールに水を垂らすと下まで届くのに、かなりの量が必要となります。しかしティッシュペーパーに垂らすと少しの量で下まで届きます。これと同じなのです。不要な角質は毛穴を詰まらせるだけでなく、乾燥も引き起こしてしまいます。

実を言うと私は、美容業界に入る前は乾燥肌だと思っていたのです。美容のプロにも見て頂いて乾燥肌だと断言されていましたので、乾燥肌用のスキンケアを使っていました。
しかし常に鼻やTゾーンはテカッていました。しかし、自分が美容業界に入ってお肌の仕組みを勉強するにつれ、疑問が出てきました。乾燥肌でTゾーンがベタつくことは無いし、毛穴が開いていることは無いと・・・。そして沢山の人の肌を見ることで確信しました。
私の肌は乾燥肌では無く、脂性肌だったのです。乾燥していると思っていたのは、角質が肥厚化してカサついていただけだったのです。依頼パックやマッサージを定期的にして、不要な角質を取り除いているので、乾燥はしなくなりました。そして頻繁に出来ていたニキビも出来なくなったのです。
私のように、乾燥肌だと思っていたら実は脂性だった、という方も少なくありません。

まとめ

ニキビのできるメカニズムや原因を知ることは、ニキビを防ぐためにも大切です。
簡単に言えば、ニキビができるのと逆のことをすれば良いのです。
しっかりとビタミンを摂り、バランスの良い食事。キチンと睡眠をとり、ストレスをためない工夫をする。シャンプーは先にして洗顔は後にする。すすぎ残しの無いようにしっかりとすすぐ。定期的にマッサージやパックをする。水分や食物繊維を摂るようにして便秘を無くす。女性ホルモンの乱れを感じたら医師にかかる。紫外線や物理的刺激を避ける。
そして自分の肌が何肌か正しい判断をして、それに合ったスキンケアを使う。メイク用品や、洗顔のタオル、化粧パフやブラシは常に清潔にしておく。
こうした日々の努力をしないとすぐニキビは出来てしまいます。特に両親や祖父母にニキビ体質の方がいる、遺伝性の場合は要注意です。

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