コラム*保護者から見る保育園と幼稚園

2016年03月10日 更新

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コラム*保護者から見る保育園と幼稚園

保育園と幼稚園・・・どちらにするか、親からの目線。

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『親のための保育園、子どものための幼稚園』――長い間そう言われ、保育園は家庭に代わる生活の場、幼稚園は家庭保育後の短時間の学校、と全く別の機能、機関とされてきました。

しかし近年は、共働き家庭が増えたり両親共が外に出るという家庭環境ニーズを捉え、ほとんどの幼稚園が預かり保育を実施しているそうです。
一方、保育園でも独自の幼児教育を行うところもあったりします。
さらに、幼保一元化が進められ、認定こども園制度が開始。

こうなると、2.3歳児の親としては、どれをどう選んでいいのか迷ってしまいます。情報が錯綜し、様々な噂に流されがちに。

待機児童が多すぎて保育園に入れず幼稚園に行くケースや、どうしても希望する幼稚園があり浪人する子も。。何が何だかわかりません。

実際には、3歳児(年度)の約半数にあたる49%が幼稚園に在園しているというデータがあります。
結局、迷いや、家庭の事情、方針を色々散らばした結果、保育園と幼稚園半々に分かれるということです。

出典:http://maternity-march.jp/youtienhuan1122/

保育園、幼稚園、どちらに行けば優れた子どもになるかなんてないのだと思います。
筆者は子どもを認可保育園と私立幼稚園両方に行かせましたが、どちらの先生方にも本当にお世話になり、子どもの成長に大きく関わっていただきました。

保護者目線からすると、

保育園の先生は、一日の中での些細な変化を見逃さず、細かに伝えてくれます。
昨日は出来なかったのに今日は出来るようになった!ということを共に喜んでくれたり、『今日はなんだか顔つきが違うね』と機嫌や体調を見抜いたり…
少人数の中で一人一人に寄り添い、日々子どもと密に接しているからこそ、子どもの生活面や精神面を良く理解してくれます。
食育にも力を入れておられました。
子どもは自分の生活を委ねる信頼関係を築き、親と保育者とが一緒に子どもを育てていく感覚です。

幼稚園の先生は、目標を掲げることで子どものやる気や可能性を引き出す力を持っています。
子どもは知らなかったことや初めての経験を大人からも同年代の友達からも吸収し、またある程度大きな集団で過ごすことにより『社会』を知ります。
子どもが親と離れ、保育者や周囲の子どもから別の教えや刺激を受けるという感覚です。

出典:https://topicsfaro.com/images/shikaku-joshi/sites/9/bdf7429dec53e3dd0e6e5f97a05b7ac4.jpg

子どもは『先生』によって大きく変わります。
子ども達が先生と呼んでいるあなたの職業は、保育士かもしれないし幼稚園教諭かも、指導員かもしれません。
いずれにしろ、子どもにとって先生の存在は大きなものです。
先生であるあなたには、園や行政の指針によりある程度の制限があるかもしれませんが、一人の先生として子どもとどう関わるかで、その子どもに大きな影響を与えています。
ゆえに保護者や家庭にとっても、『保育のプロフェッショナル』である先生は、子どもの幼児期を支える重要な存在なのです。

よって、我々保護者が幼稚園か、保育園かを選ぶにあたっても、まず重要なのは保育の方針です。
保育者が子どもとどう接するかをとにかく第一に選ばなければなりません。

本来、子どもに物の価値観を教えるのは親のすべきこと。
それを軸として、外部からの教えや刺激、可能性や選択肢ののヒントを与えてくれるのが『先生』です。
今は、親の方が、躾や知育を外部に委ねようとしすぎているのかもしれません。
それは核家族化の問題にも繋がっていて、親だけで子どもを育てるということを不安に感じ、先生という存在に頼りすぎる傾向があるのでしょう。
要するに親は「うちの子の子育て助けて!手伝って!」と思っている訳で、それに自分達の家庭の事情を乗っけて、保育園にするか幼稚園にするか選んでいるだけです。
そもそもその二項対立ではなく、「うちの子の成長にプラスになる先生」がいてくれればそれでいいんです。

カリキュラムや保育内容に違いはあれど、幼稚園も保育園も認定こども園も、子どものためのものであって欲しいと思います。
それは保育者が、保護者や経営者のためではなく子ども達のために保育を行うということ。
もしかしたら、先生にとっては、それができずにもどかしい思いをしたりストレスを生んでいることもあるかもしれません。
でも、子ども達も親も、『子どもが大好き!』という先生の頑張りや芯の部分を見ています。

これからも素敵な先生に出会えることを期待しています!!


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