リレーとひとくちに言っても、さまざまな形態がありますよね。トラックを走るスタンダードなものや、直線距離を走るもの。バトンの種類も棒タイプ、輪っかタイプ、手作りバトン。保育園は一学年ひとクラスの場合が多いですから、単純にクラス対抗!とはいきません。リレーの組み立てかたを簡単に解説していきます。
2016年09月20日 更新
【秋の行事】運動会競技☆リレーを考えよう
運動会のリレーについて、競技の組み立てかたなどを簡単に解説していきます。
保育Willに参加して
造形コンテンツゲット無料会員登録
リレーと言ってもさまざま
トラックについて
子どもの運動発達と見合わせながら、走る環境を考えていきます。トラックを走るとなると距離もさることながら、カーブをバランスよく走りきる力が必要です。保育園でいうと、4歳児クラス以上が適しています。3歳児クラスまでは、直線距離を思いきり走りきるほうがよいでしょう。
バトンは発達に適したものを
走りながら物を渡す動作は、子どもたちにとって難しい動きです。年齢が小さいほど、受け渡しのときに失速したり立ち止まってしまいます。学年別のバトンについて、適した形を簡単に挙げます。
■乳児クラスはバトンなしで
乳児クラスは運動発達がまだ未熟なので、走ることに専念できるようにバトンはないほうがいでしょう。バトンがわりに、次の走者とハイタッチはどうですか?ほほえましく見えるうえに、乳児クラスの子どもたちの負担にもなりません。
■学年別に適したバトン例
5歳児クラス→棒タイプのバトン
4歳児クラス→リングのバトン
3歳児クラス→リングバトンか手作りバトン
2歳児クラス以下→バトンなし
ハチマキはどんなものがいい?
子どもたちの人数が多いと、布のハチマキの管理が大変です。しかしながら、キュッとハチマキをすると気持ちが締まり、額の汗を吸いとるので4歳児クラス以上の子どもたちにおすすめです。紙でハチマキを作ってもいいのですが、汗で紙がびちゃびちゃになったり洗えないのが難点。3歳児以下は布ハチマキをいやがるので、カラー帽子やお面などでOKです。
リレーの組作り
幼稚園では学年に数クラスあったとしても、保育園では一学年にひとクラス。対抗リレーとなると、クラスをいくつかの組に分ける必要がありますね。背の順から交互にざっくりと分ける方法が一番無難で、子どもたちも納得してくれます。走る速さに偏りが出そうな場合は、途中に保育士や保護者代表をはさみこむことで力加減を均等にする方法があります。
■○○ちゃんのせいだ!をスルーしない
団体戦で負けると、必ず負けチーム内でこのような声が上がります。自分は悪くない、と弱い子どもを責めている子どもは、失敗する経験が少なく他人の評価を気にする子に多いです。保育士はこの声を聞きのがさず、子どもたちと話し合いを持ちましょう。攻めることが解決になるのか?答えは子どもたちの中から自然に出てきます。
いかがでしたか?
リレーひとつとっても奥が深いですね!なぜこうするか、理由付けができると競技の計画がたてやすくなります。参考にしてくださいね。
Lineでお友達登録するとお役立ち情報を配信します!
この記事が気に入ったら「いいね!」しよう
保育士ライフスタイルメディア|保育Willの最新情報をお届けします