「子どもは風の子!寒くても外で遊んで来なさーい」というのは、ひと昔前の話。いまは昔に比べて1年の寒暖の差が大きく、地域によっては冬の外遊びに迷うくらい寒い日本です。今回は寒すぎて長時間の外遊びはムリだな、という日にお勧めの製作遊びをご紹介します。冬ならではの素材、毛糸を使ったお花をモチーフにした製作ですよ。
2018年11月14日 更新
【幼児クラス】手先を使って☆紙皿と毛糸でお花を作ろう
冬になると室内で過ごす時が増え、手先を使った静かな遊びが活躍します。今回は紙皿と毛糸を使った製作遊びをご紹介します。参考にしてくださいね。
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寒い冬は室内でコツコツと
毛糸で編もう!お花モチーフ
■準備物
〇紙皿
〇毛糸
〇ハサミ
■作り方
花びらを作ります。紙皿の端を三角にカットしていくのですが、花びらの数は何枚でもかまいません。土台になる糸をかけることを考えると、決まった数にしたいところですが…子どもたちに「何枚になるように切ってね」と言うと、難しく考えすぎて手が止まってしまうでしょう。それだけは避けたいですよね!ここは子どもたちに任せましょう。
土台になる糸をかけていきます。対象にかけることが理想ですが、花びらの数がさまざまなので柔軟に対応します。一カ所二重になってもヨシとします。難しい、と手が止まる子どもには「最後まで頑張って!」と言ってしまいがちですが、これは本当に難しいので保育士が援助してあげましょう。
土台の糸のかけかた
①始まりの糸は花びらの裏側で留めておく。セロハンテープでペタリ、でOK。
②糸を通した反対側の花びらに向かって伸ばし、花びらに引っかけます。引っかけたら、一番初めに引っかけた花びらのとなりに向かって糸を伸ばしてひっかけます。
作業を繰り返して糸を張るのですが、言葉では説明が難しいので実際にやって見せた方が理解しやすいでしょう。
③最後まで糸をかけ終えたら、紙皿の中央に穴を空けて最後の糸の端を表から通します。一番初めにセロハンテープで留めた糸と、紙皿の裏で結べば土台の完成!
ベテランの保育士であれば、これらの工程を上手く指導できますよね。工程の説明に自信が無いのであれば、ムリは禁物!保育中に「わからない!できない!」と、パニックにならないように、土台づくりを保育士が行うといいですね。
糸を通して編んでいこう!
中央に集まっている糸にスタートとなる横糸の端を結びつけます。あとは、上、下、上、下、と糸をくぐらせて編んでいきます。
糸の色を変えるのであればチョキンといま通してる糸の端を切って、次の色の糸を結んでつなげてくださいね。
真剣に取り組む子どもたち、その集中力に驚かされます!
全部編まなくてもOK!ゴールは子どもたちに任せます。糸の始末は、保育士が行います。糸を切ったら端を編んでいる糸に結びつけてもいいですし木工ボンドでチョンと留めてもいいでしょう。
いかがでしたか?
きれいなお花ができあがりましたか?余談ですが、子どもの作品は全部子どもの力でさせなきゃ!と、想いがちですが、そんなにこだわらなくてもいいのです。子どもも保育士もストレスなく保育を進めなければ、製作を楽しめませんよね。保育士の指導力や子どもたちの理解力に合わせて、工程をショートカットしたり変化させるのも保育のテクニック。どんどん変化させて、あなただけの保育を作っていってくださいね。
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