毎日保育のねらいがあるように行事一つ一つにも「ねらい」がありますね。

遠足に行く前に、
「何の為にするのか」
を職員同士で話し合ってみましょう！

例えば、親子遠足であるならば
・親子の触れ合いを深めること
・保護者同士の親睦をはかること
等が中心になってくるでしょう。

また、公共の施設や交通機関を使うなら
・公共の施設でのマナーを学ぶ
・公共機関であるバス、電車等のルールを知る
・社会的態度を身につける
ことが大切になってきます。

他にも、
・動植物とのふれあいを楽しむ
・春の訪れを感じ、春が来ていることを喜ぶ
・春の自然に触れ、身体全体を使って遊ぶ楽しさを知る
等、その保育園や学年、やることにによって「ねらい」は違ってきます。

目的を明確にし、皆で共有することによって、「春の遠足」はよりよいものになりますよ♪

特に乳児クラスや初めて保育園に通う子どもたちにとって、園外に行くという事だけでもとても不安に感じるものです。

また、子どもたちの予測できない行動は保育士も焦ります。

子どもも保育士も安心して遠足に行けるように、普段から散歩に行き、園外に慣れる練習をしておきましょう！

遠足での迷子や事故を防ぐためも、普段から
・先生との約束は良く守る
・先生の見える範囲で遊ぶ
・道路に急に飛び出さない
・この合図（フエを吹く等）が聞こえたら集まる
ことを習慣にしておきたいですね。

年中・年長クラスだとカレンダーを見て、「あと何日寝ると遠足！」と指折りに数えて待っています。

年少クラスの子どもたちも遠足というものを知っていて、「お弁当食べる」と楽しみにしています。


二歳児クラスでも先生や保護者の「○○日が遠足だよ」という言葉にワクワクし、遠足ごっこをする子もいます。

どの子どもたちも、「遠足」は大好きでとても楽しみにしています。

ですので、そのワクワクを目に見える形でカレンダーに記入したり、直接伝えたり、遠足に関する絵本を読んだりしてみて下さい。

そうすることによって、遠足までの待っている日も子どもたちはワクワクドキドキと楽しむことができるでしょう！

子どもの期待感を盛り上げて下さいね♪

お弁当や持ち物等、保護者が遠足に向けてやることは多いです。

また、初めての遠足だと不安も人一倍のことでしょう。

なので保育士は、お便りや送迎の際等で、保護者への連絡はしっかり正確に丁寧に行いましょう！

特に、持ち物への名前の記入は大事になってきますので、保護者の手間でも協力してもらえるようにしっかり伝えましょう。

保育士が持っていくものは前々日までに準備をしておき、前日に確認するくらいが理想でしょう。
持ち物は下記を参考にしてみて下さいね。

<持ち物>
・携帯
・子どもの名簿、連絡票
・子どもの着替え
・救急セット
・汚物処理セット
・ビニール袋
・日焼け止め
・帽子
・ビニールシート
・フエ
・カメラ
・水稲
・お弁当
・おやつ
・ハンカチ
・ティッシュ

いざ楽しい遠足が終わっても、保育士の仕事はそこで終わりではありません。
遠足の帰りの際や、翌日、クラスだより等で協力頂いた保護者の方に
「ありがとうございました」
と伝えましょう。
もちろん、遠足に向けて頑張ってきた同じ保育士や遠足で使った施設等への感謝も大切です。
アフターフォローも忘れずにして下さいね。

色々と準備は大変ですが、遠足を楽しみにしている子どもたちを見ていると、疲れていても俄然意欲が沸いてきますよね。ご紹介したことを参考に春の遠足へ向けて頑張り、当日は子どもたちと思いっきり遠足を楽しんでください♪