子どもにとって、雨音や水たまり、木や葉っぱから滴り落ちる滴、地面ではねる雨、雨のすべてが魅力的なもの。
そして雨だからこそ、子どもたちが学ぶことも多くあります。
例えば、雨の散歩の保育の<ねらい>には、
・梅雨の時期ならではの生き物に興味を持ち、親しむ。
・梅雨の自然に関心を持ち、季節に対して関心を深める。
・雨の中、雨具を実際に使い、使い方を知る。
等があります。
恵みの雨は、子どもたちの心身の発達にもいい影響を与えてくれますよ。
2016年06月16日 更新
雨の日のお散歩
雨が降り続き、室内遊びも飽きてきた頃にお勧めなのが・・・
【雨のお散歩】です!
晴れの日と違う環境に子どもたちもワクワク☆
梅雨の季節を肌で感じることができるので楽しいですよ♪
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ねらい
事前準備・持ち物
さっそく「雨の散歩をしよう!」と思い立っても、雨の日は室内遊びが当たり前の保育園にとっては難しいので、色々事前準備が必要です。
まず、梅雨の時期になったら【雨の散歩】をしたい旨を、前もって園長先生に伝えましょう。
そこでオッケーが出たならば、クラスだよりやホワイトボード、送迎の際等で、
・どういった持ち物が必要なのか
・雨の散歩とはどのようなものか
を保護者に伝え、ご理解頂きましょう。
子どもたちにも伝えると、雨の日を楽しみに待ってくれますよ。
いきなり園外だと危険ですので、まずは園庭から雨の散歩を始めてみて下さいね。
持ち物は下記を参考にして下さい。
<持ち物>
・塗れたり、汚れてもいい服とくつ
・長靴
・傘
・レインコート
・タオル
・着替え
いざ、雨の日にお散歩をしよう!
■雨を感じよう
目をつむって耳で雨音を聞いたり、
クンクンと雨の匂いを嗅いだり、
手を伸ばして雨に触れてみたり、
五感をフルに使い雨を感じて下さい。保育士が見本を見せると、子どもたちも真似をし、雨に対してより関心が深まりますよ。
■雨が好きな虫を見つけよう
カタツムリにカエル、アメンボ等、雨の中で虫を探していましょう。
また、いつもいる鳥やアリ等の生き物はどうしているのか観察してみましょう。
「鳥さん、どこにいるのかな」
「カエルさん、なにしてるのかな」
と語りかけると、子どもたちの数だけ色々と答えがあって面白いですよ。
■水たまりにジャンプしよう
普段は服が汚れるから怒られる水たまりジャンプも、長靴と着替えがあればへっちゃらです。
たとえ濡れても、そこは子どもの貴重な経験です。
きっと喜んでバシャンッバシャンッと水たまりの感触を長靴ごしに楽しむことでしょう。
■木や葉っぱを揺らしてみよう
木や葉っぱが痛まないように気をつけて、揺らしてみて下さい。
ザーと一気に雨が降り落ちてくるのに、子どもたちは驚き、喜びます。
これも雨の日ならではの体験ですね。
雨の散歩が終わったら
雨の散歩が終わったら、くれぐれも風邪をひかないように、濡れた子どもはお着替えしましょう。
雨の散歩で得た経験を後でも楽しめるように、絵にかいたり、雨や梅雨の時期の生き物が載っている絵本を読んだりしてもいいですね。
また、協力して下さった同僚や、子どもの持ち物を準備して下さった保護者の方へのお礼も忘れずに。
いかがでしたでしょうか?
色々と子どもたちにとって学びがあるのもそうですが、何よりもエネルギッシュな子どもにとって外に出れるのは嬉しいもの。ずっと室内遊びが続いていたならなおの事、いい気分転換になりますよ。是非一度、雨の日の散歩をしてみて下さいね☆
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